滝幅4km、最大落差80m、毎秒65000トンの水量を誇るスケールはまさに世界最大。ブラジルとアルゼンチンの国境に跨って、壮大な色と音のシンフォニーを奏でている。




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 イグアスの滝

国立公園内の道路を通って滝の方向へ近づくと、ゴーゴーと重厚な瀑布音が聞こえてくる。音は次第に大きくなり,やがて大地を揺さぶる大音響と共に、見渡す限りの水煙をあげて水が流れ落ちている。その壮大さと威圧感に押されてしばし佇んでしまう。

 ブラジル、アルゼンチン、パラグアイの国境

ここイグアスは、アルゼンチンとパラグアイの国境に接しており、イグアスの滝はアルゼンチン側からも観光できる。ここ三国国境地点はブラジル・アルゼンチンの国境を流れるイグアス川と、ブラジル・パラグアイの国境を流れるパラナ川の合流点になっている。

 イタイプー・ダム

ブラジルとパラグアイの国境パラナ川に建造された「イタイプー」ダムと発電所は、建設に9年を要して1984年に完成した。ダムの長さ1406m、最高185m、貯水量2010億トンは,どれをとっても世界一である。ここで発電される1260万キロワットの電気の半分はパラグアイに所有権があるが、使い切れずにブラジルに売っている。